育児情報の共有

先日、日本でハチミツの摂取が原因による乳児ボツリヌス症で6ヶ月の乳児が亡くなったという非常に悲しいニュースをネットで見ました。

 

ネット上には

  • 母親なのに乳児に蜂蜜をあげちゃいけないこと知らないなんて信じられない
  • 蜂蜜をあげちゃいけないなんて常識なのに
  • 亡くなった時が6ヶ月って、一体いつから蜂蜜をあげてたんだろう
  • 母子手帳を読んだり母親教室に行ったりしなかったのか

などといった母親を責めるコメントが並んでいました。

 

 

 

私自身、スコットランドで子育て中です。

うちの娘はまだ離乳食を始める時期になってはいませんが、ヘルスビジターさんから離乳食に関する資料ももらっていますし、手元には日本の母子手帳もあります。

スコットランドのヘルスビジターさんからは、「離乳食は6ヶ月になってから始めるように」と言われていますし、蜂蜜に関しては「1歳になるまでは与えるべきではない」と離乳食についてのリーフレットに記載されています。またハチミツ以外にも、もし6ヶ月よりも前に離乳食を開始する場合に避けるべき食材の情報も書いてあります。

 自宅にある蜂蜜のボトルには「Unsuitable for infants under 12 months」と注意を促す文も書かれていました。

 

 

 

今回のニュースを聞いてまず思ったのは、

「なぜ、この母親はハチミツを与えてはいけないことを知らなかったのか?」ということでした。

 

母子手帳、母親教室、子育て系ウェブサイト、育児書などいろんなところで離乳食に関する情報、蜂蜜を与えてはいけないことは発信されていたと思うのです。それでも与えてしまったということは、それらの情報を全く得ることができない環境だったのでしょうか?

 

「蜂蜜」ってタバコやお酒と違って、体によく健康的なイメージがあると思うのですが、「蜂蜜=精製された砂糖より健康的=子供にもいい」といった方程式が頭の中にあったのでしょうか?

 

初めての食材を食べさせる前に、「これって乳児に食べさせてもいいのかな?」と疑問に思って調べようとは思わなかったのでしょうか?

 

周りに、育児について気軽に話せる家族や友人はいなかったのでしょうか?

もしいたら、誰かがハチミツのことに気がついて止めてくれていたかもしれません。

 

 

 

これだけ情報が溢れている現代において、必要な情報が必要な人のところに正確に届いていない事実…亡くなった赤ちゃんのことを思うと本当に残念でなりません。

 

 

 

核家族化が進み、シングルマザーも多い現代。

ネットがあるから、これくらい自分で調べられるでしょ?知ってるでしょ?ではなく、「知ってた?〇〇って赤ちゃんにあげたらだめなんだってー」「〇〇ってXXらしいよー」となんでも気軽に話ができ、情報共有できる子育て環境が必要ではないかと思います。