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出産後の入院生活

スコットランドの医療

前回まで3回に渡ってスコットランドでの出産について書いてみました。

改めて書いてみると、本当に内容の濃いお産だったなーと思います。

どれも予想外のことばかりでしたが、お世話になった産科Dr、麻酔科Dr、小児科Dr、たくさんの助産師さん、看護師さん、看護助手さんなどは本当に良い方たちばかりで、もしまた出産することがあるなら、スコットランドの病院で産みたいなーと思うほどです。

 

 

特に内診や人工破水の処置をした時や陣痛に耐えていた時は、助産師さんにたくさん励ましてもらい、ポジティブな声かけもたくさんしてもらいました。

また陣痛緩和として色々な痛み止めの使用を提案してもらえたこともよかったなと思います。

 

 

帝王切開での出産後、術後3日目に退院したのですが、

今日は出産後の入院生活について書いてみたいと思います。

 

 

 朝ごはんはトースト、シリアル、コーヒー、紅茶

入院中の朝ごはんメニューはいつもこの内容でした。

7時ごろに日本でいう看護助手さんのような方たちが見え、1人1人に配ってくれます。トーストかシリアル、もしくは両方食べたいか?飲み物は紅茶かコーヒーどっちがいいか、砂糖やミルクは必要かなど、毎日1人1人に聞いて配ってくれました。

日本のような豪華な食事内容ではないですが、毎朝1人1人に配ってくれるなんてイギリスにしてはサービスいいじゃん!と思いました。

患者さんの入れ替わりが多く出産翌日に退院される方も多い中、私は出産3日後までいたのでスタッフの方も顔を覚えてくださり、「今日は退院できるといいわね」とか「トーストだけでいいの?シリアルもあるわよ!」とか「昨日はよく眠れた?」などよく声をかけてくださいました。

 

 

 

産後の診察

出産翌日は産科Drと麻酔科Drがそれぞれ診察に来ました。

産科Drは体調や術後の傷の痛みなどをチェック、麻酔科Drは麻酔後の影響、下半身の違和感がないか、むくみはどうかなどチェックしに来ました。

 

またベビーの診察のため小児科Drと聴覚検査の技師さんも来てくれました。

小児科Drは若そうな方でしたが、ベビーの原始反射、皮膚の色など細かくチェックして説明してくれました。

 

日本でよく聞く、産後の悪露のチェックはなく、パッドも自分でトイレで交換するので普通分娩の方でしたら日本でよく売られている産褥期用の前が開く下着はいらないと思います。

私の場合は帝王切開で出産。手術翌日に尿道カテーテルを抜去したのですが、その時に下着を脱がずに前を開けたところ「すごいわね、この下着!」と驚かれました。

 

 

 

カルテはいつもテーブルに

妊婦検診で使っていた母子手帳兼カルテのブルーノート

入院中の検温の記録や出産時の記録、NSTの記録用しなど全てこのファイルに閉じられ、常にそれぞれの患者さんのベッドサイドテーブルに置いてありました。

毎日の検温では口腔内体温、血圧、サチュレーションを測るのですが、これらは全てこのファイルの記録用紙に助産師さんが記録していました。

検温が終わると、担当の助産師さんはいつも病室の片隅にあるパソコン(電子カルテ)にも入力してたのですが、ブルーノートはいつも患者さんの元にあって、いつでも自分で見れるのはいいなと思いました。

私の場合、いろんなことが起きた出産で所々記憶が曖昧だったり、何の薬を投与されたんだろう?と思うこともあったのですが、後からカルテでチェックすることができたので良かったです。

日本でもカルテ開示、情報開示が当たり前になりつつあると思いますが、カルテが患者さんの手元にあっていつでも患者さんが見れる環境というのはいいなと思います。

 

ちなみにこのブルーノート。退院の時には病院側に回収され、自分の手元には残りません。妊婦検診でもらったパンフレットやエコーの写真など自分で取っておきたいものはあらかじめファイルから抜いておく必要があります。

 

 

 

ちょっと残念な昼食と夕食

昼食と夕食は選択メニューで、夕食後に翌日の昼食と夕食を選ぶようにメニュー表が配られました。

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メニューは前菜、メイン、付け合せ、デザートに分かれていて、全ての項目から1つずつ選んでもいいし、食べたいものだけ選んでもいいという決まりでした。

本当はもっと野菜が食べたかったのですが、初日に食べた茹で過ぎブロッコリーのことがあったので付け合せの野菜は選ばないようにしてました。

病院内にはイギリスならどこにでもあるWHSmithとM&S、その他カフェなどもあるので夫に時々美味しそうなものを買ってきてもらいました。

 

 

 

産後直後からベビーのお世話

 どうしても体調がすぐれない時は、夜間ベビーを預かってくれましたが、基本は24時間母子同室でした。個室ではない上に、4人部屋にいる他の患者さんがみんな褥婦さん(出産後の人)という訳でもなく、これから出産の人、まさに今陣痛が始まった人、産後の人などいろんな状況の人がいたので、夜間、娘が泣きやまない時は「ものすごく泣いてるけど迷惑じゃないかなー」とか「どうやったら泣きやむんだろう」とちょっと困ったこともありました。

 

 

 

ボトルミルクのオススメは言えない

 「母乳が出るならなるべく母乳で」と出産前から考えていましたが、出産直後はまだそんなに母乳も出ませんし、娘もよく泣くので、「少しフォローする感じでフォーミュラーを母乳後にあげてみてはどうか…」という話が助産師さんからあり、使ってみることにしました。

助産師さん「ミルク、何がいい?」

私、旦那「何って言われても、どこのメーカーのがいいとかよくわからないし、何かオススメはないの?」

助産師さん「私たちからはどこのブランドがいいとか、何がいいってことは言えないのよ。あなたたちに決めてもらわないといけないわ」

 

こんなやり取りがあり、結局、旦那が選んだあるメーカーのフォーミュラーミルクをあげてみることにしました。

イギリスでは粉タイプのミルクもありますが、すでに液体になっていてすぐにあげられるミルクも色々販売されていて、入院中、小さめのボトルに入った液体ミルクとそれにつける使い捨て用の乳首をいくつかいただきました。

 

 

 

術後の痛み止め

帝王切開での出産だったので、お腹には傷があります。それでも術後当日からシャワーができたりベビーのお世話ができたのは、たくさん処方された痛み止めのおかげ。

正直、授乳中なのにいいの?と思うほどの量でしたが、痛み止め3種類(パラセタモール、イブプロフェン、ジヒドロコデイン)が処方され、ジヒドロコデイン以外は入院中毎食後飲むように言われました。

 

 

 

夜のティータイム

毎晩、夜の9時ごろになると日本でいう看護助手さんのような方が、紅茶かコーヒーを1人ずつ配ってくれました。ドリンクだけでなく、もしお腹が空いていればビスケットかトーストもいただけますが、「入院患者の分しかないから付き添いの家族にはあげられないのよ」と言ってました。

 

 

 

退院処方

 退院当日は薬剤師さんの訪問もありました。

たくさんの痛み止めのほか、麻酔の影響で血栓ができやすいのでその治療のための自己注射のセット、抗生剤が処方されたのですが、その他に希望はないか聞かれ便秘用のお薬と貧血のお薬もいただきました。また退院後の避妊についても聞かれ、もともと生理不順もあるので授乳中でも飲めるピル(POP)を処方してもらいました。

 

 

 

日本での出産と比べると入院期間は短いですが、特に入院期間が短いことで困ったことはなく、むしろ早く最後2日くらいは早く家に帰りたいなーと思っていたので、これくらいの入院期間でちょうど良かったです。