読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

スコットランドで出産 その3

スコットランドの医療 妊婦生活

前回の続きです。

 

41週6日の午後、誘発分娩のために地域の病院へ。

そこでもやっぱり子宮収縮が規則的に起きているのでPropessは使えないと言われ、産科Drが人工破水を実施。その後、点滴による誘発剤を使用することになりました。

cream-tea.hatenablog.com

 

41週6日

夜11時過ぎ

点滴による陣痛誘発剤を開始。

開始直前、レニチジン(胃酸を抑える薬)を渡され内服する。

点滴開始後、徐々に痛みが強くなり、バランスボールの上に乗り、口すぼめ呼吸と深呼吸をしていてもかなり痛くなってくる。初めは夫、担当の助産師さんと3人で談笑していたが、だんだん痛みが強くなり、会話の内容がどうでもよくなってくる。

 

 

付き添っていた助産師さんは、とても優しく雰囲気の良い方で、

Nana、well done!!」など、ポジティブな声かけを常にしてくれていました。

でもやっぱり痛くて、痛くて思わず、あぁーとか声が出ちゃいました。

 

 

助産師さんの提案でガス&エアー(イギリスでは出産時に痛み止めとしてよく使われるもので酸素と笑気が半分ずつ入った気体を吸入して使用)を開始。

妊娠中の情報収集ではこのガス&エアーは効かないという人、これを吸い始めたら逆に気持ちが悪くなった人もいると聞いていたので、使おうか迷ったのですが、ほぼ痛みのない状態から誘発剤を使用して急に痛くなったので、やっぱり使うことにしました。

 

使い始めてすぐに効果はなく、やっぱりあんまり効かないのかなーと思っていたのですが、だんだんとお酒を飲んで酔った後のようなふわふわした感じがしてきました。

 

 

この後もさらに痛みが強くなり、助産師さんの提案で色々な痛み止めを使用。

陣痛の痛み自体と痛み止めによりぼーっとする感じとでいつ何の薬を使ったかはっきり覚えてなかったのですが、出産後にカルテをチェックすると、ガス&エアーの他にも、パラセタモール(アセトアミノフェン)の内服、ジヒドロコデイン(麻薬系の薬)の内服をしていました。

 

 

 

42週0日

日付が変わって午前2時過ぎ

さらに痛みが強くなり痛み止めを追加。

 

出産後カルテで確認したところ、この時は吐き気止めと共にモルヒネを使用。

 

 

 

午前2時半前

ベッドに移動し、助産師さんが子宮口をチェック。

まだ2センチから変わりないものの、モニター上陣痛が来ているので誘発剤はこの時の量をマックスとして様子を見ることになる。

 

その後ベビーの心拍が下がり、誘発剤を止めて緊急でオペ室に搬送される。

この時は陣痛の痛みと痛み止めの影響とでぼーっとしていたのですが、急に病室にたくさんのスタッフが駆けつけて来たこと、緊急帝王切開をするために書類にサインさせられたこと、オペ室に行く前にオペ用の服に着替えたことは何となく覚えています。

 

 

オペ室についた後、ベビーの心拍が復活。

今すぐ緊急で帝王切開する必要はないと言われる。

ベビーの心拍がより正確にモニタリングできるよう、お腹の上につけていたセンサーから子宮口から入れて直接胎児の頭部につけるセンサーに切り替える処置をして個室に戻る。

 

個室に戻った後、産科Drから再度説明があり、痛み止めを硬膜外麻酔に切り替えて誘発剤を再度初期量から開始することを提案される。

 

 

 

午前4時半過ぎ

麻酔科Drが来て、硬膜外麻酔を実施。

ベッドに座り、上半身を前かがみにした姿勢で実施する。

 

その後も何度か麻酔の効き具合を確認しに麻酔科Drがやってくる。

下半身が重たくなった感じがしてくる。

 

 

 

午前5時半ごろ

 誘発剤を初期量から再開。

麻酔のおかげで痛みは全くないものの、今までに使った薬の影響と、ずっと寝ていないので、とにかく眠い。

 

徐々に誘発剤の量を増やされるが、辛い痛みがないので気分的にはとても楽。

担当助産師さん、夫と談笑しながら過ごす。また担当助産師さんの提案で、アロマオイルを焚いてもらう。

 

モニタリング中、この病院ではバディシステムというものがあり、つきっきりで見てくれる担当助産師の他に、1時間に1回は他の患者を担当している助産師やDrがやってきて経過に異常がないかダブルチェックしていました。

 

 

 

午前9時過ぎ

担当の助産師さんが交替となる。

 

 

 

午前9時半

産科Drが回診に来る。内診の結果、子宮口はまだ変わらず。

Drに「トイレは行ってる?」と聞かれ、そういえば、夜中、最初に点滴の誘発剤を開始する前にトイレに行って、その後から行ってないことに今更ながら気づく。麻酔をしているので導尿され、濃縮気味だからと補液のための点滴が追加される。

この時、4時間後にまた内診することを告げられる。

 

 

 

午前11時

助産師さんが体温や血圧などを測定。

産科Drもやってきて、モニター上、時々胎児心拍が下がることが続くため、やはり帝王切開をした方がいいかもしれないと言われる。

産科Drが内診するが子宮口の状態は全く変わっていないと言われ、結局帝王切開することになる。

 

 

 

午後12時過ぎ

夫もオペ用のガウンを着てオペ室に入り、立会い出産する。

 

 

 

午後1時前

娘誕生。出産後、本来はオペ室のベッドの上でskin to skinをする予定でしたが、薬の影響であまりにも傾眠状態が強く、ベビーとの初めてのご対面はリカバリー室で。

 

 

 

午後3時ごろ

リカバリー室で初めての授乳にトライ。

リカバリー室で少し過ごした後、4人部屋へ移動。

 

 

 

午後4時半ごろ

術後の検温の結果、発熱があるからとパラセタモールを処方され内服。

発熱の原因を探すため、採血、検尿、咽頭粘膜、膣粘膜からの検体検査を実施。

抗生剤の点滴とクーリングを開始。

 

 

熱は38℃くらいでしたが、出産後の妙なハイテンションであまり熱があるという実感はなかったです。実施した検体検査も異常なく、とりあえず出産2日後まで抗生剤を内服。

 

4人部屋に移動後はずっと母子同室なので、夫と娘と3人で過ごしました。

 

 

 

午後7時過ぎ

「シャワーをして着替えましょう」とこの日、4人部屋を担当する助産師さんが来る。

助産師さんの介助で尿道留置カテーテルが入ったままシャワーを浴び、自宅から持ってきたパジャマに着替える。

 

シャワー後、「お腹空いてるでしょ?もう夕食は終わっちゃったからないけど、トーストなら用意できるわよ」と言われ、紅茶とトーストをいただく。

 

 

 

午後10時過ぎ

大部屋は家族の付き添いができないので、夫は帰宅。

娘と2人で過ごす。

 

 

 

こんな感じで長い出産の日が終わりました。

予定日から2週間遅れ、誘発剤、人工破水、様々な痛み止めの使用、硬膜外麻酔、帝王切開といろいろなことがあった思い出深い出産となりました。