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スコットランドで出産 その2

前回の続きです。

 

妊娠41週5日の午後

誘発分娩のため指定された時間に病院受診したのですが、NSTの結果、

『規則的に子宮収縮が来ているからPropess(誘発分娩の際、第一段階の処置として使われるホルモン剤が含まれたタンポンのようなもの)を子宮口へ入れる処置はできない』と言われ帰宅しました。

cream-tea.hatenablog.com

 

 退院する際、翌日午後2時までに何もなければ再度受診するように言われ、今夜こそ陣痛来ないかなーと期待していたのですが結局来ず。。

翌日も病院を受診することになりました。

 

 

 

妊娠41週6日 

午後2時。前日と同じ、地域の病院の産科病棟に到着。

昨日と同じ4人部屋の同じ位置のベッドに案内されました。

 

 

 

午後2時半過ぎ

NSTを開始し、その他体温や血圧なども測定。

約1時間ほどでモニタリング終了。あとでDrが説明に来るからと言われる。

 

 

 

午後4時ごろ

産科Drが内診。

Dr「子宮口の状態はまだ2センチくらいだねー。部屋が空いたら移動して、破水させてみましょう!」と。

個室に案内されるのかなーと思いながら待機。その間に前日同様、夕食のメニューは何がいいか聞かれ選択。

 

 

 

午後5時ごろ

NSTを開始した時とは別の助産師さんがきて、

「バースセンター希望だったわよね。バースセンターに移動できることになったから。荷物を運ぶのは手伝うし、もう少ししたら案内するわ」と言われる。

 

Drに破水させると言われたけど、それでもバースセンターに行けるのか?

バースセンターって基本的に医療処置を行わないナチュラルなお産のための施設っていう認識だったけど、人工破水はバースセンターでもできるものなのか??

いろいろ疑問があり確認すると「大丈夫よ」と笑顔で一言。

 

 

その後バースセンターに案内され、バースセンターで待機。

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まだ新しい施設のようで、産科病棟と比べるととてもキレイな部屋でした。

水中分娩用の大きめのバスタブもありました。

 

 

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マットやビーズ枕もありました。

 

 

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酸素などの配管や、その他医療系のものはこちらの壁の中に収納されていました。

 

シャワーとトイレも個室内にあり、こちらもキレイでした。

またTVや1人掛けのソファーなどもありました。

 

 

 

夕方5時半過ぎ

バースセンター担当の助産師さんが来て、NSTを開始。

10分後、私と夫に、紅茶とコーヒーとビスケットを持って来てくれました。

病院だろうと、出産前だろうと、いつでも紅茶とビスケット…こういうところが、イギリスらしいなぁと感じます。

 

 

 

夕方6時過ぎ

モニタリング終了。

 

 

 

夕方6時20分ごろ

バースセンター担当の助産師さん2人がやって来て、人工破水を実施。

場所は写真2枚目のマットの上。助産師さん、すごくやりにくそうです。

「イギリスでは内診台を見たことがない」という話を以前このブログに書きましたが、こういう処置の時は内診台があった方が医療者としてはやりやすいだろうなーなんて感じました。

また私自身もビーズ枕にもたれながらマットの上で仰向けという姿勢。正直、病院によくある頭元がギャッジアップできるベッドの方が姿勢が楽だなーと思いました。

 

 

 

夕方6時半過ぎ

先ほどの助産師さんたちではうまく破水が実施できず、前日お会いした産科Drが人工破水を実施。

一気にお湯のような生暖かい羊水が流れ出ました。あらかじめ下着やズボンなどは脱いでますが足元までビショビショに。

 

処置後、介助についていた助産師さんから

「お産が進むためにも1時間ぐらい散歩するといいわ。これを履いて病院内を歩いて来て!1時間ぐらいしたらここに戻って来てね。それから、あなたは本来モニタリングも必要でバースセンターの適応ではないの。連絡ミスでここに来ちゃったみたいだけど、散歩の後、戻って来たら産科病棟へ案内するわ。」と、紙パンツと大きなパットを渡される。

 

ですよねー

人工破水までして、この後誘発剤も使うかもしれないのに、バースセンターでっておかしいと思ったのよ。。

 

とりあえず、散歩に行くためにもまずは下着(渡された紙パンツとパット)を履かなくてはいけないのですが、ちょっと動くたびにジョボジョボ出てくる羊水。足元まで濡れてるし、どうしよう…と思っていたら、

 

「シャワーしていいわよ」と助産師さん。

 

え??

破水させた後って、日本では感染のリスクが上がるからシャワーもお風呂も禁止って

聞いたことがあるけど…

 

ちょっと不安でしたが、足元だけでもちょっと洗わないと散歩に行けないと思い、なんとかシャワーのところまで移動して足元を洗い、やっとの思いで渡された紙パンツを履き、自宅から持って来た部屋着用のズボンを履いて散歩へ。

 

パットも余分に数枚もらい、散歩の途中でも何度かパットを交換。

こんなにも羊水出て来てるけど大丈夫なんだろうか?とちょっと不安になりつつも、夫と共に病院内を散歩。そういえば、夕食のメニュー選択したけど結局バースセンターに移動したりで食べてないことに気づき、今夜は長くなりそうなので売店でサンドイッチを購入。徐々に下腹部痛が出てきて、これが陣痛の始まりなのかなーなんて思いながら1時間ほど散歩しバースセンターへ戻る。

 

 

 

夜8時ごろ

一旦バースセンターに戻った後、再び産科病棟へ案内される。

今度は個室に案内される。

徐々に下腹部痛は出てきたものの、妊娠中に時々あった前駆陣痛のような感じで、それほど強くはなく、部屋にあったバランスボールに乗って痛みを逃しつつ夫とサンドイッチを食べる。

 

 

 

夜9時前

翌朝まで担当になる助産師さんが挨拶に来られ、体温、血圧測定、胎児心拍の測定、触診をされる。

 

その後、9時半前まで再び散歩に出かける。

痛みの程度は前駆陣痛よりはちょっと強めだけど、歩いているとちょっと痛みが紛れ、まだ我慢できるなーという程度。

 

 

 

夜9時半過ぎ

病室に戻る。じっとしている方が痛いので、バランスボールの上に乗って過ごす。

産科Dr数名と助産師さん数名のグループ回診のようなものがあり、診察を受ける。点滴による誘発剤を使用することが決定し、担当の助産師さんがルート確保。

やりにくいだろうし、ベッドに移動した方がいいか確認すると、ここで大丈夫よ!と言われ、バランスボールに座ったままでルート確保。

 

日本でもよく使われる点滴用留置針ですが、その前に点滴を刺す部位の周辺に痛み止めとして麻酔薬の注射がされました。

またイギリスでは採血や予防接種の注射の場合はアルコール綿による皮膚の消毒はありませんが、さすがに留置針の場合は消毒がありました。

 

点滴や注射といった、どこの国でも行われる医療処置でもちょっとずつ違うところがあって、以前、看護師をしていた者としては色々と興味深かったです。

 

 

 

夜10時前

NSTによるモニタリング開始。

この時もずっとバランスボールの上。動くと時々モニターのセンサー部分がずれるので時々直してもらいながらモニタリング。担当の助産師さんはずっとつきっきりで、夫も含め3人で談笑しながら過ごす。

 

 

 

夜11時過ぎ

モニタリングは継続しつつ、点滴による誘発剤を開始。

 

 

 

いよいよ最終手段の点滴による誘発が開始になり、これで分娩になるのかなーと思ったのですが、実はこの後も色々なことが起こりました。

 

続きはまた次回