スコットランド妊婦検診 その8(誘発分娩の検討)

前回、40週0日の予定日を過ぎても出産にならず、助産師さんに内診をしていただいたのですが、その後も本格的な陣痛が来ないため、さらに追加の検診へ行ってきました。

 

 

 

検診9回目 妊娠41週

「あれからどうだった?」と調子を聞かれたので、

ベビーは胎動活発で元気なこと、私自身の体調も特に変わりないこと、前回の内診後に少し出血はあったが数日でおさまりおしるしや破水はないこと、前駆陣痛はあるが数回でおさまることを伝え、いつも通り血圧測定や触診などをしました。

 

そして2回目の内診。

前回同様、処置用のベッドの上で行われました。

「んー、今日あたり来るかもしれないし、まだかかるかもしれないわねー。陣痛がいつくるか、こればかりは誰にも分からないから。頭はだいぶ降りて来てるんだけどなー」と助産師さん。

 

 

まもなく妊娠42週に入るため、42週に入る手前で誘発剤を使った分娩をするよう病院へ予約をすることになりました。

 

誘発の方法についてはパンフレットをいただき、説明を受けました。

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白黒の印刷物ですが、16ページにわたって誘発剤の適応となる理由、方法、リスク、処置の流れなどが書いてありました。かなり具体的に書いてあり分かりやすかったです。

 

 

スコットランドNHSにおける誘発分娩(induction)の適応

  1. 妊娠42週以降の過期産になりそうな場合、死産のリスクを避けるために行う。
  2. 妊婦が40歳以上の場合、死産のリスクが少し上がるので検討する。
  3. 破水後24時間以内に分娩に至らなかった場合、感染防止のため行う。
  4. その他、妊婦自身や胎児に異常がある場合に行うことがある。

 

 

スコットランドNHSにおける誘発分娩の流れ

  1. 指定された予約日時にいつものGPではなく地域の病院へ行って直前のエコー検査と内診を行い現在の状況を確認。
  2. 子宮頸管がまだ長く閉じている場合、Propess(小さく平らなタンポンのようなものでプロスタグランジンホルモンが含まれている)を子宮口に挿入。
  3. 2の処置後、outpatient induction(誘発する理由が過期産になる恐れがあるからであり、その他の健康上の問題がなく、30分以内に病院に来ることが可能な場所に住んでいる妊婦の方法)の場合は自宅へ。inpatient induction(健康上の理由で誘発するために、病院での管理が必要な妊婦の方法)の場合はそのまま入院管理。
  4. 2の処置後、生理痛のような痛みが予測される。処置から12時間後に助産師から連絡が来るので状況を説明。それより前に何か心配事がある、出血した、規則的な陣痛が始まった、破水した、胎動が減ったなどの症状がある場合にはすぐに連絡し指示を仰ぐ。
  5. 2の処置後に陣痛や破水が起こらなかった場合もトータル24時間後にはPropessを抜くので病院へ。
  6. Propessを抜いた後、内診を行い子宮口が2センチ以上開いていれば人工的に破水させるが、開いていない場合はプロスタグランジンのジェルを塗る。ジェルによる処置後は必ず管理入院となる。1度ジェルを使用しても子宮口が開かない場合は6時間以上あけて最大3回までジェルを塗る場合がある。
  7. 子宮口が2〜3センチ開いたところで人工的に破水させる。破水後は臍帯が先に出て来てしまうリスクが上がる。その場合は緊急帝王切開となる。
  8. 人工的に破水させた後も規則的な陣痛が起きない場合は、Syntocinon(オキシトシン系の薬剤)の点滴による誘発を行う。この方法の場合、他の方法と比べてより強い痛みを伴う可能性があるため無痛分娩を選択する可能性が高くなる。常時モニタリングをして経過観察する必要があるため体動が制限される場合がある。
  9. 普通分娩の場合同様、痛みのコントロールとしてマッサージやリラクゼーションの方法を取り入れることも可能。普通分娩と比べてより痛みを強く感じる場合も多いので、助産師とその都度相談し鎮痛剤を選択する。

 

 

 

ギリギリで陣痛が来てくれて自然分娩となるのか?

誘発剤を使った分娩になるのか?

 

 

まだ分かりませんが、もうすぐベビーに会えるのは楽しみです。