読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

予定日を前に思うこと

そろそろ予定日が近づいてきました。

まだかなー、もうすぐかなー、いつかなぁー

 

ベビーちゃんに会える楽しみ半分、陣痛や出産への不安半分で落ち着かない日々です。

 

以前もブログに書きましたが、スコットランドの妊婦検診では、基本的に内診はなし、異常がなければNHSでのエコーは20週が最後なので、ベビーの推定体重、正確な位置、羊水量、子宮口が開きかけているのか…といったことが分かりません。

 

「自然におまかせ、ベビーの生まれたいタイミングが出産の時」という考えについて、私自身は良いと思っていますが…

  • 羊水は十分足りてるかな?少なくなってきていないかな?
  • 触診ではベビーはちょうどいい大きさって言われるけど、スコットランドのちょうどいい大きさって一体どれくらいなんだろう?
  • 子宮口は開き始めててもうすぐ出産になりそうなのか、それともまだまだなのか?

など、気になる日々です。

 

 

ベビーちゃんの胎動はとっても活発なので、そこだけが唯一、「大丈夫!」と思える指標になっています。

 

 

最近はつい気になって気になって…いろんな方の出産にまつわるエピソードをネットで検索して読むことが多いです。陣痛の始まり方、陣痛の感じ方、出産のスタイルやその後の経過など実に様々で、100人いれば100通りの出産があるんだなーと感じます。

いろんなエピソードを読むたびに、なんだか不安になったり、勇気付けられたり…

人は人、自分は自分、ましてやここはスコットランドで日本とはまた違うし、あまりいろんなエピソードを検索して読まない方がいいのかもしれませんが、つい調べてしまいます。

 

 

 

いろんな方のエピソードを読んでいると「出産」について色々考えさせられることがあります。

  • 会陰切開の是非
  • 妊婦自身が出産のスタイルを選択すること
  • 無痛分娩の是非            など

 

 

 

会陰切開

「絶対に嫌!切りたくない」と考える人もいる一方で「ひどく裂けたら治りが悪いし、その後の生活にも影響が出るから切ってほしい」と考える人。

個人的には後の生活に影響が出るようなひどい裂け方をしそうならその前に切ってほしいなと思います。またベビーの心拍数が下がってきた場合など、ゆっくり会陰が伸びるのを待っていられない状況での切開は仕方がないと思います。

ですが、必要もないのにルチーンのように切るのはどうかと思います。必要かどうかの判断の見極めと、どういった場合に切るのか、なぜ必要なのか十分な説明を受けることが大切だと思います。

 

 

 

出産のスタイル

どこで、どんな格好で、どんな環境で産むのか…

最近アクティブバースとかフリースタイル分娩といった言葉をよく聞きます。誰もが同じように分娩台の上で産むのではなく、個々に合わせた体位でいきみ逃しをしたり、リラックスできるように環境を整えたりと各医療施設によって選択肢の多い少ないはあるようですが、「出産=分娩台の上で」ではなくなってきていると感じます。

スコットランドでは以前にも書きましたが、病院、病院に併設されたバースセンター、自宅の中から出産場所が選べ、基本的には助産師さんがメインで介助にあたります。

出産はリラックスすることが大事と聞いたことがあります。

緊張して過呼吸になったりするとお産の進みも悪くなり、痛みが増したりベビーに十分な酸素が送れなくなるそうです。

いろいろな選択肢の中から妊婦さん側が納得できる方法を選択できるのがいいとは思いますが、状況によっては分娩台の上に乗ってもらい医療処置が必要な場合もあるでしょうし、こまめなモニタリングが必要な場合もあると思うので、その時々の状況に合わせて、どんな方法なら可能か説明してもらいたいと思います。

 

 

 

無痛分娩

陣痛のコントロールとして、欧米では硬膜外麻酔による無痛分娩がよく行われているという話を聞いたことがありますが、日本産科麻酔学会のHPによると、欧米と言っても国によって差があるなと思いました。

www.jsoap.com

 

どの国のデータも2010年よりも前のデータなので今現在の状況とはまた違うと思いますが、イギリスの無痛分娩は全分娩の26%(2006年)となっています。

数値だけで見ると日本より無痛分娩の割合が多いとは思いますが、実際スコットランドで妊婦検診や両親教室を受けていて、無痛分娩を勧められるとか、無痛分娩が当たり前という印象はありません。

ただ、選択肢の1つとして硬膜外麻酔による無痛分娩があるほか、笑気を使ったガス&エアーという方法、麻酔薬の注射などがあること、他にも水中分娩などいろいろな選択肢があるのは日本と違うのではないかと思います。

cream-tea.hatenablog.com

 

痛みを感じてこそ出産!

痛みを感じるから母性が生まれる!

と言った精神論のようなものは個人的に全く信じていません。

痛みに耐えられそうにないなら無痛分娩を選択することも必要だと思います。

ただ、痛みの感じ方は個人差があり、麻酔による副作用もゼロではないので十分な説明を受けて納得した上で使うこと、麻酔を使いたいと思った時にその選択肢があることが大切だと思います。

 

 

 

周産期医療は他の医療分野と違い、基本的に「病気を治す」ではなく、「自然なことである妊娠・出産をサポートする 」という要素が強いからこそ、いろいろな考えが出やすい分野なのではないかと思います。

 

 

近代医学が発展するずっと昔から行われ続けてきた妊娠・出産…だからこそ、なるべく自然な方法で!と考える人。

 

近代医学が発展して産科医が登場し、緊急帝王切開ができるようになったり、エコーなどの医療機器が発達したことにより今まで助けることができなかった命が助かるようになり、妊娠・出産がより安全なものになった…だからこそ妊娠・出産においても積極的な医療介入が必要と考える人。

 

 

 

周産期医療の分野は積極的な医療介入が必要な状況かどうかを見極める判断がとても大切であり、またその判断が難しい分野なのではないかと思います。